秋からずっと『白子祭り』と称して鱈の白子料理をいろいろご用意してますが、これをアラカルトではなく会席で食べたい、白子尽くしのコースで食べたい、というリクエストにもお応えしています。
専門的に言いますと「白子の一式料理」ということになりますか。
まずは小手調べに前菜から。
もんようらしさも味わってほしいので定番のサバスモーク、黒豆のチーズあえ、自家製チャーシューなどと共に、白子の赤ワイン煮。
続いてスープ。
ヒジキを裏ごしして黒いスープに。
白と黒、という単純な発想だけど。
和食の華、お作りですが、、、、
ただ今個人的に昆布締めブームですのでその流れで白子を昆布締めに・・・
はせずに、野菜を昆布締めにしてそれで白子を巻きました。
菜の花、蕪の葉、タケノコ白菜という3種にの葉の昆布締め。
シャキシャキした歯ごたえからねっとり白子、広がる旨み。
焼き白子は田楽に。
田楽といってもただの味噌じゃないよ、ゴルゴンゾーラ入りの刺激的濃厚みそ。
蒸し物は鱈の身もいっしょに香草蒸し。
パクチー(シャンツァイ・コリアンダー)とセロリと生姜の香り。
ラー油風味の酢醤油で。
鱈の白子というのは特に香りはなく強力な旨みの塊であるだけなので、そうとうクセのある副材と合わせても存在感が薄れず、安心して冒険できる稀有な食材です。
ニンニクを効かせたエスカルゴバターでパン粉焼きに。
揚げ物はガリッとした衣からとろ~りと白子を出す、という発想から生まれた料理。
白子煎餅。
胡麻の衣とミックスナッツの衣。
酢の物は、これだけは細工なしで、白子ポン酢。
白子酢を食べなきゃ白子会席とはいえないかな~と思って。
後のものはどんだけアレンジしても、これはこれで。
〆のご飯ものは白子雑炊。
加賀蓮根のすりおろしと白子で、通称『猫舌殺し』の熱々雑炊。
まあ猫舌の方は入念にふーふーしてから召し上がれ。
以上、こちらの勝手な創作意欲でアレンジした白子会席。
この日のは6000円の会席です。
こういうのが食べてみたい場合はご予約を受けたまわっております。
ひとり前6000円から(4人以上のグループで)ご用意できますのでご相談ください。
続きは生白子の危険画像。閲覧注意↓
このコース、実はお客さんにとってラッキーかアンラッキーかでまるで充実度が違う危険なコースなのです。
市場で白子が安ければ白子を大量に使えるし、高ければちょっとしか使えない。
今回は市場に白子が大量に、安価にあふれてたのでなんとも贅沢に使用できました。
市場中白子まつりみたいでした(笑)。
白子会席、やるなら今かな。
2月になるとフードピアなんかあってちょっと高くなるから。
一夜だけ、ダイエットもコレステロールも気にせず思いっきり白子を食べる、そんな時はご連絡ください。
コメントを残す