2014暮れから15年明け頃の料理まとめ

2014年の年末頃からとにかく連日天気が悪く、海も荒れてたようで市場の品物が限度なく高騰しました。

そんな中さすがに養殖ものは強いとみえて、能登牡蠣はまあまあ安定した価格を維持しているので大々的に『能登牡蠣まつり』開催中です!

カキの明太マヨ焼き

カキの明太マヨ焼き。

カキ天(カキフライはやっていません。あえてカキの天ぷら。これが美味しいんですよ!)、カキの松前焼き(板昆布の上にカキを並べて焼きます)、カキグラタンなどと供にカキまつりのメニューです。

明太マヨ焼きといえば白子。
白子のこれも美味しいですよ。
一度お試し下さい。

白子明太マヨ焼き

しかしとにかく今何が高いって、白子ほど高いものは無いってくらいの状況です。

白子会席などでめちゃくちゃたっぷり食べたいと言う方はもうちょっとお待ち下さい。

ハタハタの白子ポン酢

さてこれは同じ白子でも鱈ではなくハタハタの。
そもそも白子にあっさり感を求めるかどうかは別として、これはこれであっさりとしておいしい白子です。

ちなみに普通白子といえばフグかタラ。
でも他の魚も季節によっては白子を持っていて、僕が食べた生の白子をランキング付けすると1位サバ、2位ハタハタ、3位アジとなっております。

加熱した場合は鯛やヒラメの白子もおいしいですが、生ではイマイチです。

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ところで明太子でもうひとつ。

タラとポテトと明太子のグラタン

ミルクで炊いて炒めた鱈の身とジャガイモに、明太子をトッピングしたグラタン。

贅沢な一品に仕上がっています。

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白子と似てるような似てないような、、、アンキモ。

あんきも

島根産のいいアンコウの肝が入ったので酒蒸しにして辛し酢味噌で。

こういう珍味系、いいですよね。
冬の味覚という感じがします。

ナマコ酢

能登のナマコ漁も冬だけ解禁。
コリコリの美味しさを熱燗で!

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さらに金沢冬の名物といえば蕪寿司(かぶらずし)。

かぶら寿司

寿司といっても普通のあれじゃなくて蕪にブリを挟んで麹漬け。
まだ醗酵の甘い(酸っぱくなってない)のが好みなのでそういうのを仕入れています。

あ、これに関しては自家製ではありませんのでどうぞご理解のほどを。

ブリといえば寒ブリ、そろそろ最盛期です。

その寒ブリの小さいのをこちらではフクラギと呼びますが、それのタタキをたっぷりの薬味と柚子胡椒入りの醤油で味わっていただく『フクラギのタタキ薬味醤油』というメニューもなかなかに人気です。

ふくらぎのたたき薬味醤油

タタキといってもカツオのように炙ったのではなく、アジのタタキの方です。
これが旨いのです!

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ところで“割烹勝一”の頃から大人気の『蓮蒸し(はすむし)』が復活しています。
ウナギの値段がバカバカしいほど高騰していてバカバカしくてやめていたのですが、ここのところちょいといい浜松産が入ったので復活です。

蓮蒸し

やっぱ蓮蒸しにはウナギの蒲焼が入ってなくちゃね~。

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やんばるあぐー豚を切らしてから豚肉メニューがなかったので豚ロースの西京焼きを始めました。

豚ロースの西京焼き

西京焼きはどんなお酒にもあいますね。

しかしトンソクソテーはぜひ赤ワインでやってみてほしい!

ひとくちカットのトンソク炒め

トンソクというと丸々一本(とかハーフとか)で出てきて食べるのに苦労するんだけど、うちのはひと口大にカットしてあるからものすごく食べやすいです。

たっぷりのコラーゲンと黒胡椒にガーリックときたら赤ワインですな~。

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最近ご飯ものメニューも充実しています。

鶏と玉子の親子雑炊

鶏と卵の親子雑炊はさっぱり系、

カレー雑炊

カレー雑炊はこってり系。

カレーうどんもあるよ。

カレーうどん

先日関ジャニ∞さんの番組で紹介された“炊き込み先生”の炊き込みご飯も作れます。

もちろんモンブランや鯛焼きのじゃありませんが。

炊き込みご飯

普通に魚介やお肉、野菜を炊き込みます。
心とガス台に余裕があるときしか炊けませんのでのそあたりはご斟酌下さい。

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ご飯のあとはデザートですね。

自家製アイス

後味さっぱりな自家製アイスクリームをご用意しております。

フルーツとナッツとチョコのコラボレーションなアイスです。

お客さん自身がアラカルトで組み立てるオリジナルなフルコースをお楽しみ下さい。
 
 

 
 

テレビ東京『トーキョーライブ22時』生出演

12月の10日ごろ、テレビ東京を名乗る人から、「以前『割烹勝一』というお店のブログでたくさん炊き込みご飯を作ってアップしてた方は今そちらにいらっしゃるでしょうか」という電話があり、「実は今度テレビ東京の生番組に出演していただいてジャニーズのタレントさんを相手に炊き込みご飯を作っていただけないかと思いまして」と打診された。

テレビに出るのはとても楽しいのでふたつ返事で引き受けた。

「急なんですがご出演は21日の日曜日。それに先立ちまして金沢で事前の撮影を行いたいのですがご都合はいかがでしょう?」

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というわけで17日の水曜日に食材を買い集め、大雪、大荒れの金沢でロケが決行された。

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撮影は8時間に及んだ。

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が、編集されて放映されたのはわずか20秒ほど。
テレビってそんなだよね~。

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さて21日の本番は22時からの放送。
その前にリハーサルなどがあるので夕方6時ごろまでにスタジオ入りしてほしいということで、テレビ局が用意してくれた飛行機で東京に向かう。

午後3時小松空港発の飛行機。

空港入り口には傘の回収箱が。

東京はいい天気だと言うので傘は寄付して行く。

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爽快じゃございませんか。
富士山がきれいに見えるとテンションあがるなぁ。

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羽田に着いたはいいが、テレビ東京があるのは神谷町。
そんなの聞いたことも無い駅だがこっちにはiPhoneがある。

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うまい具合にラッシュの混雑を避け、

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神谷町駅に着き地上にでると、、、、

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ここが東京かと思うような閑散ぶり。

そうだ今日は日曜なんだと思い至りテレビ局へ。

テレビ局ではなんといわゆる『楽屋』を一部屋あてがわれた。

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リハーサルや炊き込みご飯の試作などでほとんどここにはいなかったが、ここで待機中は眠くて困った。

廊下からはタレントさんや関係者が賑やかに挨拶をかわす声が聞こえる。

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本番では関ジャニ∞の安田さんと博多大吉さんが親しく接してくれて、

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特に問題も起きずとても楽しく過ごすことができた。

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放送は23時終了。
羽田近くに、これもテレビ局が用意してくれたホテルまでタクシーを呼んでもらって帰った。

テレビ局御用達のタクシーの運転手さんが「お客さん、こないだそこの席に壇蜜さんが座ってましたよ」と教えてくれた。

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ホテルにチェックイン、すぐ隣がチェーン居酒屋だったのでひとり打ち上げを敢行。
友達からのメールやツイッターで番組の反応などをチェックしながらいい具合に酔って幸せな感じで就寝。

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翌朝はホテルからのシャトルバスで羽田へ。

気分よく快晴の東京を後にした。

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テレビ局の人もタレントさんもみなさん気さくなやさしい人たちで、ほんとに楽しくすごした一連のテレビ出演でした。

どこかでご迷惑をかけてなきゃいいのですが。