令和元年7月の料理など

いよいよ夏です。
お刺身にサザエがついてくるとなんとなくお得感がないですか?
コリコリのサザエは夏が旬ですね。

夏というか、暑くなって急にオーダーが増えたものに海老料理があります。

エビの焼き天

エビとホタテのアンチョビガーリック炒め

はゴールデンウイークなどにはさっぱり出なかったのですが、ここんとこかなりの頻度でご注文いただきます。
なんでかなぁ。夏はエビ?
 

エビと言えば・・・

この夏は店の入り口の川にロブスターの浮き輪を流しています。
かなりでかいのとデザインがちょっと日本的でないのでかなり人目を引いているようです。

集客効果はあまり実感できませんが(笑)。

 
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グラタンの新作2種。

まずは豆腐とゴルゴンゾーラのグラタン

これはちょっといい感じですよ。
定番の蜂蜜も添えてますのでよかったらかけてみてください。

2つ目は揚げナスの肉味噌グラタン

甘くて激熱なナスとピリ辛の肉味噌がチーズやホワイトソースとよく合います。

これの非グラタンバージョンもあります。

揚げナスの肉味噌あえ

うまいです。
今後ナスが「秋ナス」の季節になっても継続する予定です。

反対にあっという間に消えるメニューもよくあります。

これ↓は豚ヒレの天ぷら・中華ソースです。

中華ソースが無くなって(まだもう一度作る気になってない)終了しました。

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まだまだ継続中の季節メニューはこれ

魚丸ごと料理

料理法は塩焼き、煮付け、茹でポン酢、ムニエルの4つ。
魚種と料理を選んでください。

こちら↓は真鯛のムニエル

醤油風味のレモンバターソースがリッチで美味いです。

よくわからないかもしれませんが、真鯛の頭と骨が泳ぐように立っています。
これはトゲトゲが付いたお皿のせいです。

こういうのは月1回もんようで開催される『飲み陶芸』というイベントで作っています。
飲み陶芸では最近海竜の箸置きも作りました。

飲み陶芸を開催してくれている陶芸の先生(平井先生)がどっかのフェスに出店したときに見つけて買って来てくれたアンモナイト

店内に飾ってあります。
超かっこいい!!

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最近タピオカドリンクがものすごく流行ってますよね。

当店でも導入しました。

自家製の紅茶リキュールを入れた

ほろ酔いタピオカミルクティーです。

強くおすすめするわけではありませんが、まあ何かのついでに飲んでみてください。

というわけで最近のあれこれを紹介してみました。
8月のお盆中は休まず営業しておりますので(ランチタイムも!)、ぜひいちどご来店くださいませませ。
お待ちしております!

 

 

 

2019年2月あたりのあれこれまとめ

おかげさまでたくさんのお客さんにご注文いただいた『白子まつり』は終了しました。

まだ白子の天ぷらや焼き天など少しのメニューは継続していますが、本格的な白子料理の数々は11月ごろまでおあずけです。
しばらくお楽しみにお待ち下さい。

で、先日始まったのが『ホタルイカまつり』です。
ホタルイカの酢味噌和えなどの定番料理の他に、

ホタルイカの天ぷら

ホタルイカのゴルゴンゾーラ炒め

ホタルイカチャーハン、などいろいろご用意しております。

ちなみにホタルイカ専用皿はまだできていません。
今シーズン間に合うか微妙なところです。

 
いやはやしかしわたくしただ今思いっきりアンモナイトブームでございます。

先日はかなり大きめのアンモナイトのオブジェを作りました。
普通に丸く作ってから劇的にざっくりと削ったりえぐったりしてみたのです。
さて出来上がりは・・・

 
 
 

ジャ~~~ン♪

 

 
 
 

 
 
 

いいデキではないですか!超かっこいい。
『飲み陶芸』の先生が釉薬をかけて焼いてくれたんだけど、最高です!

そしてアンモナイトの箸置き。

リアル化石バージョン↑

カラフルバージョン↓

 
パンダはおまけ(笑)。

〈閑話休題〉
 
この冬は鱈が豊漁で、白子もさほど高騰せずに助かりました。

当然メスの鱈もたくさん獲れてて、白子に比して真子はとても安く入荷しました。

なので今年は鱈の小付けとか、

煮鱈子をよく作りました。

これらも次の冬までおあずけです。

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酒の肴の○○味噌シリーズ。

これはアンキモ味噌
酒蒸しにしたアンキモを舐め味噌に。

ちょっとやそっとの美味さではなかったですが、これもしばらくおあずけ。

逆にこれからなのが『鰹節削り料理』。

ゆくゆくはお客さんの目の前で鰹節を削ってかけるパフォーマンスを披露しようと算段しています。

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勝一時代から受け継いできた鴨の治部煮のお碗がだいぶ消耗してきたので新しいのにしてみました。

これまでは黒いお碗だったのですが新しいのは赤い塗り。
どっちが美味しく見えるかなぁ。

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チェコの薬草酒『ベヘロフカ』入荷しました。

これはぼくが個人的に偏愛しているお酒です。
こういう変な薬草臭いのって好きなのです(笑)。

 
 
 
 

 

2018年8~9月の料理とか

異常な暑さと次々迫り来る自然災害でめちゃくちゃな2018年の夏もやっと峠を越して、少しずつ秋っぽくなってまいりました。

秋といえば秋茄子です。
甘くておいしい秋茄子による『秋茄子まつり』、始まってなすます。

↑揚げ茄子の田楽に、ピリ辛あんかけ、

焼いた皮がケサディーヤのようなのでメキシコ風に風味付けした↑秋茄子の焼き春巻き。

そしてなんといってもただただうまい、↑普通の焼きなす。

普通の、と言えば普通の加賀蓮根の天ぷら。。。。
 
 
 
 

あ、皿がかぶった。。

天然の秋鮭を吟醸粕に漬けて焼いたもの。

ノリタケのこのお皿、最近仕入れたんだけど超お気に入りです。
甘エビの串揚げ。

こっぺの煮付け↑。

こっぺってエイのことです。金沢や能登だけの呼び方かな?

エイと言えばエイ肝の刺身。
ついにこれ専用の皿を作ってしまいました。
なかなかいいデキだと思うのですが、後でお客さんにエイの尻尾はあんなにくるっと丸まらないよと教えられ・・・まあいいやね(笑)。

自作の皿と言えば飲み陶芸。
毎月一度、先生をお招きしてもんようで陶芸教室をやっています。

なんでも作れますのでどうぞご参加お待ちしてます。

さてこれは最新のメニュー、↑スパイシー・シュリンプ。
またの名を『刺激蝦』。
今後刺激三兄弟を考案する予定です。

生麩田楽は以前よりメニューに載っていたのですが、なぜか写真がなかったので新たに撮りました。

グラタンメニューはかねてより好評でしたが、グラタン界の王道とも言うべきシーフードグラタンがなかったので今回新たに加えました。

会席コースでない宴会の場合、事前にお刺身の盛り合わせぐらい注文しておいていただくと何かと都合がよいです。

会席コースの宴会の場合、「お通し」はサラダ付きにグレードアップして、名称も『前菜』となります。

ひやおろしの飲み比べセットは大好評です。

夢のキツネそば↑については説明が面倒ですのでご来店の上ご確認下さい。

この夏、ビリヤニは日本中で大ブームでしたが、ってゆうか大ブームだったはずなのですが、加賀料理メインの居酒屋にそんなメニューがあっても誰もオーダーしないという、さびしい現実が・・・・。

まあそんなわけでだんだん寒くなって年末に向かいましょう!!!

 
  

 

おかげさまで5周年!な6月のあれこれ

2018年6月5日で金澤もんようは開業5周年でした。
応援してくれてる皆様、お客さんたち、まことにありがとうございます。
6年目もおいしいもの、楽しいこと、いろいろ提供できるようがんばります!

私事で恐縮ですが、そんな5周年の記念にガラスのカボチャを買いました。

入り口の部屋に飾ってありますのでどうぞご覧になりながら一献傾けていただければ幸いです。

壁が暗い色の方がカボチャが映えるなぁ。なんとかしたいな。

で、外の用水ではマグロとタコが泳いでいます。

けっこう道行く人に人気です(笑)。

マグロと言えばお刺身。
外の川にマグロ泳がせている手前、最近はお刺身盛り合わせにマグロを入れるようにしています。

う~んと、しかしこの日の刺身↑にはマグロ入っていませんねw。
まあ刺身ネタはその日の市場次第です。

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ノドグロの天ぷら。

当店天ぷらは得意でいろいろな素材を揚げていますが、ノドグロの天ぷらもなかなか好評です。
ふわっとして軽いのが特徴です。骨煎餅も添えています。

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ただ今【夏野菜まつり】というのを開催してまして、これはゴーヤやズッキーニといった夏の野菜を様々に調理してだしています。

これは夏野菜とエビのボイルサラダ。
ゆでたての熱々はクーラーで身体が冷えがちな方におすすめ。

暑くてしょうがねえやぁ~という方は冷え冷えシャキシャキの普通のサラダがよいでしょう。

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でもって夏は肉でしょ!

ちょっと前からブロックベーコンのステーキというのを始めて、注文もけっこうあったのですが、

手ごろなブロックベーコンの入荷がとだえたためやむなく終売です。

かわりに

ポークウインナー(太)!!!!!!
パキパキジューシーでうまいっす。
ウインナーサマーですな。←よくわかんないけど。

あ、そうだブロックじゃないベーコンなら大丈夫なのでこれ、

ポテトとベーコンのチーズ焼き。
柚子胡椒塗りつけて焼くのでちょい辛。
こりゃもうたまらんですな。

そして夏といえばカレーでしょう。
なんとランチタイム限定でカレープレート新発売です。

たぶんほぼ全てのあらゆるジャンルの料理人が「おれの作るカレーは美味いぜ!」と思ってるはずです。

(ただしみなさん「俺のカレーが世界一だ!」とまでは思っていないはずです。好みの問題もあるし、そもそも上には上があるものです)

僕も例外ではなく、めっちゃ美味いカレーを作ることができます。
ぜひ一度お試し下さい。

ところで本格インド料理店などで出しているビリヤニという料理をご存知ですか?

今僕は個人的にこれにはまってまして、ネットで長粒米を取り寄せて作ってみました。

自分で言うのもなんですが、とてもおいしく出来たので先日はこれをお通しに使ってみました。

これには賛否ございましたが、おおむね好評だったようです。

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もう何度目になるのか、先日また『飲み陶芸』やりました。

ものずごく楽しいので、もし居酒屋で飲みながら陶芸してみたいという方はご連絡下さい。

次回は7月4日(水)、7月24日(火)午後6時からです。お待ちしております。

 
 
 
 

金沢B級グルメのオマージュ作品会席

友達が娘の送別会をもんようで開いてくれるというので料理は特別メニューに。

今回は生まれ育った金沢を離れ東京に行ってしまう娘に、金沢B級グルメ(B級というには語弊のある美味しくて人気のあるお店ばかりですが)を最後にまとめて味わってもらおうという趣旨、というかこじつけめいていますが、そんなパロディー会席にしました。

①まずは宇宙軒食堂さんの『トンバラ定食』へのオマージュ。

トンバラをフライパンでこんがり焼き、二種類のタレで食べていただきます。
タレAは桜の花を浮かべた梅ソース、Bは宇宙軒食堂さんオリジナルをぼくなりにリスペクトして作った宇宙軒食堂さんを彷彿とさせるソースです。

 
近江町市場風『海鮮丼』

酢飯リゾットの上に塩味の海鮮をあれこれ。
あえて醤油はつけず、本わさびの風味で召し上がれ。

★最近この手の仲間うちの宴会やイベントの場合のコース料理は最初にわりとガツンとパンチやボリュームのある料理を出しています。

最初はビール、という方が多いのに最初のひと品がモズク酢やヒジキの炊いたのでいいのでしょうか?
やはりトンバラ炒めとかしょっぱくどいものが合うと思うのです。
あと悪酔い防止のために少量でもご飯ものを入れておくといいのではないでしょうか。
そんなわけでこの宴会も上記2品でスタートしています。

8番ラーメンさんから『酸辣湯麺』風

牡蠣入り蒸し野菜の柚子胡椒ピリ辛甘酢あんかけ。
8番ラーメンの特徴はなんといっても8の字を射込んだなると。
これを再現するのに苦労しました。
いろいろ試した結果採用したのは、しろいカマボコにピンクのチョコペンで8の字を描くというものです(笑)。
 

④ずばり『金沢カレー』

ソースをかけたトンカツと千切りキャベツ。
ステンレスの皿を用意できなかったのは残念。
カレー自体は当店売り出し中の、【健康野菜(フィトケミカル)カレー】そのものです。

 
金沢おでんから餅巾着ならぬ蓮根巾着とバイ貝。

油揚げの中にお餅と蓮蒸しの具が入っています。
これはとても好評で、ぜひ定番化しろとも言っていただきました。
こういう、テーマや縛りの中でメニューを考えていると苦し紛れにいいアイデアが閃くことがあるのでとても大事な機会ですね。

 
ハントンライス

ご飯ものはつぎに出すのでここはおつまみ的に、ネギ焼き『粉』さんをリスペクトした明太子ダシ巻きと、魚介のポワレでなんとなくハントン風オムレツ。と感じてよw。

他に当店名物ゴルゴンゾーラの葛寄せに金沢限定のフグの卵巣の糠漬けを振りかけたもの、キュウリの漬け物は『秋吉』さんのオマージュ。

★このようにコースの最後あたり、ご飯もの前に八寸的なお腹にたまらない酒肴の盛り合わせを出すのがいいんじゃないかなと思っています。
どんどん飲んでください!

龍龍亭さんの『ミークワ』にゅう麺。

ココナッツミルク香るエスニックなにゅう麺です。
これは美味しくできたので黒板メニューに載っています。

 
⑧最後は『世界で何番目かに美味しいメロンパンアイス』

今も行列している『世界で二番目に美味しいメロンパンアイス』さんのオマージュです。
温めた小さなメロンパン(市販の)に当店自家製のアイスをはさみました。
ふわっとあたたかいパンに冷たいアイスをはさむってほんとすごいアイデアですね。
とてもおいしいです。

 
さてそんなわけで金沢B級グルメオマージュ会席はおしまいです。
このようにイレギュラーなメニューによる宴会をご希望の方はお気軽にご相談下さい。
 
 
 

2016年、1~2月のことなど

今度の6月で金澤もんよう創立3周年を迎えるにあたってお店のあれこれを微調整しようと思っています。

まず手始めに『和・小皿料理と酒』というサブタイトルを変更。

新旧縦web

もんよう開店当初は“タパス”という単語や形態が流行っていたので、それを和風に置き換え“和・小皿料理”としましたが、どうにも僕は大きな皿に盛り付けるのが好きなようで、いまや小皿料理なんかちょびっとしかありません。

また、お客さんは地元の方と観光さんがおよそ半々ぐらいということがわかったので、そのどちらにもアピールするサブタイトル、『新旧加賀料理』というのが候補に上がっています。
どんなもんでしょうねぇ?何かいいアイデアを思いついた方はご連絡下さい。

というわけでまずは新加賀料理第一弾、『加賀蓮根とエビのミルフィーユサラダ』。

renkon

生麩も重ねて加賀料理らしさをアピールしています。

 

そして『鴨の治部煮・カレー味』。

jibukaree

言わずと知れた加賀料理の代表作、鴨の治部煮を素材そのままカレー味に。
和風だしとカレー風味が絶妙にマッチするのはカレーうどんが好きな方なら先刻ご承知のこととと思いますが、予想以上においしく仕上がっていますのでぜひお試し下さい。

 

新・加賀料理というほどではありませんが、加賀蓮根を使ったグラタンもあります。

guratan

加賀蓮根はシャキシャキしていないのが特徴ですのでモサモサとお召し上がりください。

 

さてでは旧・加賀料理とは何か、といいますと伝統的にこのあたりで食べられている昔ながらの料理のことで、鱈の子付けなどは冬の名物でございますね。

koduke

鱈の身に鱈の子のほぐして炒りつけたものをまぶして食べるお刺身で、なかなかにおつなもんです。
 

鱈の身はお刺身に、では頭やアラは?

tarakamaage

はい、釜揚げポン酢でいかがでしょう?
釜揚げポン酢は昨年暮れぐらいからもんようの名物ジャンルとなっております。

茹でたお湯ごと熱々でお出しする料理です。

shirakokamaage

白子や牡蠣の旨み、甘みをダイレクトに味わえる料理ですね。
もちろんポン酢は自家製です。

 

新しい器を仕入れたので使いまくっています。
ほらどうみても小皿料理じゃないんですよ。

写真は白子酢とナマコ酢。

shirakonamako

ナマコといえばコノワタ。
コノワタはナマコのハラワタです。

konowatajiru

コノワタをお吸い物にしてみました。
なんというか、これはまさに珍汁ですね。

 

あんかけという調理形態がとても好きなので(鍋洗うのは面倒なんですが・・・)、何かしらあんかけ仕事を。

ankake

というわけで揚げた野菜の甘酢あんかけ。
美味しいですよ。

 

生野菜はサラダで。

namahamusalad

生ハムとゴルゴンゾーラチーズのサラダ。
これはワインがすすみますね。
 

そうだ、加賀料理の素材と言えばノドグロを忘れるわけにはいきません。

nodoguro1

よそにノドグロ丼の専門店もオープンして大人気だそうですが、それなんかまさに新加賀料理ですね。

nodoguro2

塩焼きばかりでは芸がないのでうちでもやろうかなw。

 

まあそんな新旧加賀料理やその他の料理によくあうお酒、微発砲の新酒はいかがでしょう?

awa

これは能登の『竹葉』というブランドのお酒で、“活性にごり酒”ですって。
瓶の中で二次醗酵してるそうですが、ちょっとシュワっとかピリっとかいたします。

 
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もんよう店主作のチンアナゴオブジェに九谷、吉田屋風のデザインが登場しています。

kutani

これはなかなかに好評で、売れ行きもいいです。
1本500円で販売しております。

orechin

製作中に折れたチンアナゴもせっかくなのでいっしょに焼いてみました。
こんなもんでも数があるとそれなり意味ありげに見えるもんで、いままで庭に撒いて土に還していたのでもったいなかったなぁ。
 
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2月の始めに地元のテレビにでました。

tv

金沢のサワを澤の字にするのは何でだ?という謎に迫るドキュメンタリーです。
うちの場合は「まだ出来て日の浅い店ですが、金沢の長い伝統を背負った和食を作ってるぞ、というアピールです」というようなことをしゃべりました。

 

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えー、まあそのー、あんまり言いたくないですがこないだ50歳になっちゃいました。

masuzushi

もう年寄りだよ~じいさんだ~~~。
 

 
 
 

15-16、年末年始

まずは明けましておめでとうございます。
おかげさまで金澤もんようも今年で3年目を迎えました。
気持ちも新たにひたむきに美味しいものを作っていく所存でございます。
またよろしくお願いいたします。

さてもう去年になりましたが2015年の年末はとにかくコウバコ蟹でした。

IMG_8745.jpgかに山

何度こんなに山のようにコウバコを茹でたことでしょう。
近江町市場でなじみの魚屋さんに「もんようさ~ん、コウバコひと箱手伝ってもらえませんか~?」などと頼まれるとついなんとかしましょうなんて引き受けてしまうもんだから後がたいへん。

酢

解禁して2ヶ月、ただの酢の物じゃどこかでもう食べたお客さんばかりでなかなか売れません。

まずは「サラダにもできますよ」、と売り込んでみましたが、

サラダ

ほとんど出ませんでした。

じゃあグラタンでは?

グラタン

これはまあまあでました。

しかしなんと言っても今みなさんの心を惹き付けるのは、

アヒージョ

アヒージョです!

これは評価も高くずいぶん出ました。
もしコウバコのアヒージョを思いつかなかったら売れ残っていたでしょう。

いずれにしましても、この年末年始にコウバコ蟹を食べてくれたお客さんには特別に感謝いたします!!

そろそろ禁猟ですね。

********

お正月期間中はお刺身は全て昆布締めでした。

IMG_8830.jpg昆布締め

鱈、ヒラメ、カマスなどの昆布締め3種盛りは、金沢の新鮮な魚を楽しみに来られた県外のお客さんには残念だったかもしれませんが、これはこれでお正月らしいということでひとつよろしくご勘弁のほどを。

****

カレイのから揚げは最初のうちは2枚付けにしていたのですが、しまいには底つきそうになったので値段を下げて1枚付けにしました。

IMG_8786.jpgカレイ

とにかく市場ってやつ、年末は魚少ないわ、年始は5日までやらないわで仕入れも在庫管理もめちゃくちゃ大変なのです。

****

市場関係無しのすごいやつ、【お好み焼き】はいかがですか?

おこのみ

ビールやハイボールに抜群に合い、ボリュームもあり満足度の高い一品です。
「え~?お好み焼き~?なんで~?」と不審に思うかもしれませんが、まあだまされたとおもって一度食べてみてみてください。
かなりいいですよ~!

****

お正月明けは七草粥なんて粋なもんがありますが、もんようの雑炊もなかなかのものですよ。

雑炊

写真の【鳥と玉子の雑炊】の他に、野菜雑炊、魚雑炊ができます。
どうぞ〆におひとつ。

*****

「もんようさん、白子始末してもらえませんか~」と市場の魚屋さんに言われてしまって、
さばき切れなかった白子でまかないアヒージョ。

IMG_8700.jpg白子

ちょっと贅沢な晩御飯、たまにはいいでしょう(笑)。

ではほんとまじで今年もよろしくお願いいたします!!!!

 
 

 
 

2015、1月期の料理など。

冬といえば寒ブリ!
脂がのって旨みばっちり比類なし。

sasimi

で、お刺身に使った余りの頭やアラはブリ大根に。

骨まで食べれるよう、じっくり煮てあります。

buridaikon

 
冬のもんようと言えば白子料理ははずせません。

これは今年の新作、白子の生ハム巻きサラダ。

生春巻きじゃないよ、生ハム巻き。

こんなん美味いに決まっとる!

namahamumaki

もうひとつ。

なんのへんてつもないかに見える茶碗蒸しから、、、、

tyawanmushi

はい、白子登場!

熱々でおいしいよ。

shirakotyawanmushi

桜の花が出たのでこれも。
桜の塩でいただく野菜のかき揚げ。
サクサクです。

kakiage

まだ雪がちらついてるのに桜とは気が早い。
気が早いついでにホタルイカ。

ホタルイカといえば「春」だと思っていたんだけど、年々早まって出てくるような気がする。

hotarusumiso

ホタルイカはからし酢味噌で食べるのが一般的なんだけど、ちょっとクセがあって苦手って方はマリネがお勧め。

hotarumaline

これだとくさみもなくスイスイ食べられます。

****

最近この器が気に入っています。
中身は豚ロースの西京焼き。

porksaikyou

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野菜メニューが少ないかな~と思って先日グランドメニューに加えた料理を2品。

まずは『大辛*キノコと野菜の炒め物』。

ookarakinoko

グランドメニューの辛いカテゴリーには3品目あって、これの他には『激辛*ゴボウ煮』と『鬼辛*ハラペーニョピクルス』。

もうひとつの野菜メニューは『菜っ葉のさっと煮』。

nappa

単身赴任者向け的でもありますね。

そういえば最近ポテトサラダもやっています。

imosalada

黒板に書いておいたらなにげによく出るので驚いています。
みんなポテサラ好きなんだね。

***

しめにご飯ものを。

ぐつぐつ煮込んだおじやは見た目にもあったまりますね。

ojiya

おじやメニューは、牛スネ煮込みおじや、鱈と白子の親子おじや、カキのトマトおじやの3種類ご用意しております。

***

カウンターに座ると泳ぐメダカに癒されます。

medaka

“手作り、真心、遊び心と本物の味” 金澤もんようはいつでもお客様を大募集しております。
お気軽にお寄り下さい。
 
 
 
 

2014暮れから15年明け頃の料理まとめ

2014年の年末頃からとにかく連日天気が悪く、海も荒れてたようで市場の品物が限度なく高騰しました。

そんな中さすがに養殖ものは強いとみえて、能登牡蠣はまあまあ安定した価格を維持しているので大々的に『能登牡蠣まつり』開催中です!

カキの明太マヨ焼き

カキの明太マヨ焼き。

カキ天(カキフライはやっていません。あえてカキの天ぷら。これが美味しいんですよ!)、カキの松前焼き(板昆布の上にカキを並べて焼きます)、カキグラタンなどと供にカキまつりのメニューです。

明太マヨ焼きといえば白子。
白子のこれも美味しいですよ。
一度お試し下さい。

白子明太マヨ焼き

しかしとにかく今何が高いって、白子ほど高いものは無いってくらいの状況です。

白子会席などでめちゃくちゃたっぷり食べたいと言う方はもうちょっとお待ち下さい。

ハタハタの白子ポン酢

さてこれは同じ白子でも鱈ではなくハタハタの。
そもそも白子にあっさり感を求めるかどうかは別として、これはこれであっさりとしておいしい白子です。

ちなみに普通白子といえばフグかタラ。
でも他の魚も季節によっては白子を持っていて、僕が食べた生の白子をランキング付けすると1位サバ、2位ハタハタ、3位アジとなっております。

加熱した場合は鯛やヒラメの白子もおいしいですが、生ではイマイチです。

***

ところで明太子でもうひとつ。

タラとポテトと明太子のグラタン

ミルクで炊いて炒めた鱈の身とジャガイモに、明太子をトッピングしたグラタン。

贅沢な一品に仕上がっています。

***

白子と似てるような似てないような、、、アンキモ。

あんきも

島根産のいいアンコウの肝が入ったので酒蒸しにして辛し酢味噌で。

こういう珍味系、いいですよね。
冬の味覚という感じがします。

ナマコ酢

能登のナマコ漁も冬だけ解禁。
コリコリの美味しさを熱燗で!

***

さらに金沢冬の名物といえば蕪寿司(かぶらずし)。

かぶら寿司

寿司といっても普通のあれじゃなくて蕪にブリを挟んで麹漬け。
まだ醗酵の甘い(酸っぱくなってない)のが好みなのでそういうのを仕入れています。

あ、これに関しては自家製ではありませんのでどうぞご理解のほどを。

ブリといえば寒ブリ、そろそろ最盛期です。

その寒ブリの小さいのをこちらではフクラギと呼びますが、それのタタキをたっぷりの薬味と柚子胡椒入りの醤油で味わっていただく『フクラギのタタキ薬味醤油』というメニューもなかなかに人気です。

ふくらぎのたたき薬味醤油

タタキといってもカツオのように炙ったのではなく、アジのタタキの方です。
これが旨いのです!

***

ところで“割烹勝一”の頃から大人気の『蓮蒸し(はすむし)』が復活しています。
ウナギの値段がバカバカしいほど高騰していてバカバカしくてやめていたのですが、ここのところちょいといい浜松産が入ったので復活です。

蓮蒸し

やっぱ蓮蒸しにはウナギの蒲焼が入ってなくちゃね~。

***
 
やんばるあぐー豚を切らしてから豚肉メニューがなかったので豚ロースの西京焼きを始めました。

豚ロースの西京焼き

西京焼きはどんなお酒にもあいますね。

しかしトンソクソテーはぜひ赤ワインでやってみてほしい!

ひとくちカットのトンソク炒め

トンソクというと丸々一本(とかハーフとか)で出てきて食べるのに苦労するんだけど、うちのはひと口大にカットしてあるからものすごく食べやすいです。

たっぷりのコラーゲンと黒胡椒にガーリックときたら赤ワインですな~。

***

最近ご飯ものメニューも充実しています。

鶏と玉子の親子雑炊

鶏と卵の親子雑炊はさっぱり系、

カレー雑炊

カレー雑炊はこってり系。

カレーうどんもあるよ。

カレーうどん

先日関ジャニ∞さんの番組で紹介された“炊き込み先生”の炊き込みご飯も作れます。

もちろんモンブランや鯛焼きのじゃありませんが。

炊き込みご飯

普通に魚介やお肉、野菜を炊き込みます。
心とガス台に余裕があるときしか炊けませんのでのそあたりはご斟酌下さい。

***

ご飯のあとはデザートですね。

自家製アイス

後味さっぱりな自家製アイスクリームをご用意しております。

フルーツとナッツとチョコのコラボレーションなアイスです。

お客さん自身がアラカルトで組み立てるオリジナルなフルコースをお楽しみ下さい。
 
 

 
 

2014秋のアラカルトメニュー

最近のメニューを一挙公開。

1

●オムレツ風だし巻きたまご 600円 (みんな大好き)
 
 
2

●とろ~りチーズの磯辺焼き 400円(超人気メニュー)
 
 

3

●秋ナスのグラタン 800円
 
 

4

●白子のグラタン 800円
 
 

5

●白子酢 800円 (ついに出ました!)
 
 

6

●天然ブリ(ハマチサイズ)のタタキ、薬味醤油 800円 (ものすごく日本酒にあう)
 
 

7

●白レバーのソテー赤ワインソース 900円 100羽に1羽しかいないという幻の白レバー使用)
 
 

8

●鶏モモの甘辛味噌炒め 700円
 
 

9

●揚げた鰆のあんかけ 700円
 
 

10

●沖縄あぐー豚の長ネギ巻き揚げ 800円 (復活メニュー)
 
 
11

●いろんな魚のから揚げ、コンソメマヨ添え 800円 (定番メニュー)
 
 

12

●エビと野菜の天ぷら 800円
 
 

13

●パリパリチーズ焼き(廃盤)
 
 

14

●カマスの火薬焼き (コースの1品)
 
 

15

●野菜の土鍋蒸し 800円
●ミルキー海老おじや 800円
 
 

16

●牛スネ煮込みおじや 800円 
 
 

17

●しじみ汁 400円 (疲れた肝臓に効く!)