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『夏野菜まつり』その他

夏野菜まつり

すくすく育った夏の加賀野菜や地元産の健康野菜をもりもり食べて元気に夏をすごしましょう!

エビと夏野菜のかき揚げ(800円)。

かきあげ

ナス、ゴーヤ、ズッキーニ、ミョウガ、打木甘栗カボチャ、加賀太キューリに千石豆・・・などの天ぷら(700円)。

天ぷら

夏野菜のピカタ(800円)。

ピカタ

揚げた夏野菜のピリ辛あんかけ(800円)。

P5252995.jpgあんかけ

夏野菜春巻き(3本800円)。

春巻き

夏野菜のグラタン(800円)。

グラタン

さっぱりあっさり夏野菜の茹でポン酢(600円)。

ゆでぽん

野菜の種類はその日によって違います。どうぞお楽しみに。

他に各種サラダや加賀太キューリスティック、五郎島金時さつまいもチップスなど定番野菜料理もございます。

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夏の肉まつり

ビールに肉、ハイボールに肉!

まずは豚のひとくちソテー(800円)。
自家製オニオントマトソースがさっぱりとしていけます。

ひとくちソテー

鶏とポテトのザクザク衣揚げ(800円)。
ちょっとボリューミーなおつまみ。

鳥とポテト

他にグランドメニューとして和牛ステーキ、柔らか和牛煮込み、豚ロースの西京焼き、鶏モモの甘辛味噌炒め、ぽんじりのソテー、鳥皮ポン酢など肉料理いろいろご用意しております。

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〆のご飯もの

今流行の“おにぎらず”を焼いて、焼きおにぎらず(各700円)に。

トッピングは肉味噌と明太子味噌。

味噌は店頭栽培の(店先のプランターで育てた)大葉味噌です。

おにぎらず

あるいは薬膳風カレーそうめん(700円)。
肉や魚をいっさい使わず野菜だけで作ったらスパイスの香りが引き立ち薬膳のようになりました。

ちょっと辛めでスパイシー。

カレーそうめん

ご機嫌な夏の料理にはやっぱり生ビール!!!
1杯500円。安いなぁ。

生

そして最近導入したタンカレー・ジン。
マイナス20度で保管しています。とろりとしたやつをストレートでいってみますか。

タンカレー

こちらはワンショット700円でご用意しています。

梅雨も夏もいつもご来店お待ちしております!

 
 
 
 

3周年記念日本酒会

早いもので2016年の6月5日に金澤もんようは開店3周年を迎えることになりました。
 
つきましては記念のイベントをということで、なんと無謀にも2日連続の日本酒会開催を企画、お客様には大サービス(儲けなし)ではあったのですがそれでも会費5500円で人が集まるかとギリギリまで気をもみました。最終的にはなんとか両日ともいい具合に席がうまりましてまずはなにより。

となるとあと問題は酒と料理とスタッフのパフォーマンス。
 
*** 
6月4日(土)・日本酒会1日目 

入り口

この日は能登の宇出津というところにある銘酒『竹葉』が名高い数馬酒造さんから営業の方をお呼びして、竹葉の酒について詳しくお話していただきます。

グラスセッティング

用意した竹葉のお酒は

『特撰大吟醸・美齢』、『大吟醸無濾過・袋しぼり』、『能登大吟』、『純米吟醸』、『純米』、『冷美酒(クールビシュ)』

の6種類。

竹葉の酒

数馬酒造さんが蔵のハッピを着てお酒を注いでまわってくれています。

乾杯の酒

全員にお酒がいきわたったところで常連のキムさんからお祝いと乾杯のご発声をいただき、会はスタートいたしました。

料理もお酒に合わせて6品。

まずは前菜から。

キヌアとキャノンボールクラゲのサラダ、鶏のソーセージ、鱒の燻製と筋子のおろしあえ、キノコとポンジリのソテー、マッシュポテトサンド、ごぼうと豚肉の八幡巻き、ゴルゴンゾーラの葛寄せ、の6点盛り。

前菜

お酒は飲み放題。
次の料理の支度をしている間もどんどん飲んでくださいね。

本わさび

お作りはトビウオタワーにウニを乗せたものとノドグロの湯引き(二日目は炙り)。

もっちりしたトビウオに滑らかなウニ、そしてみなさん意外に食べたことないと驚いていたノドグロ。
ノドグロは白身のくせに歯ごたえはないですが、さすがに脂がのってて激しくおいしいです。

造り

3品目は鮎。
まだ天然物ではないですが、まあ季節の先取りということで。

店先で天日には当てず風干ししました。
勝手に『せせらぎ干し』と呼んでいます。

焼いた中骨もなかなかいけたと思います。

鮎

煮物は冷製にしてみました。

蒸した新たまねぎが冷たくすると甘くて最高なので、これに岩海苔入りの冷たいあんをかけて、味噌漬けの鰆の蒸して冷やしたものと和牛の煮込みの冷たいものを合わせ、茹でた千石豆とエビもそれぞれ冷やしてトッピング。

鰆がね~、ほんとは蒸しアワビでやりたかったんだけど、予算が・・・。

冷製

冷たい料理には燗酒も面白いですが、今回はだいたい冷酒で。

しかしさすが造り酒屋さん、あまり冷やしすぎないようこまめに温度管理していました。

能登大吟

5品目は揚げ物。
マイブームの春巻きです。
この写真は都合により2本乗っていますが、実際は1本だけ。

まずは夏野菜のクリーミー春巻きをお出しして、

春巻き二本

2本目は揚げたてを店主がサーブ。

中身は鴨のじぶ煮です。

当店は3周年を期に店名を『和・小皿料理 金澤もんよう』から『新旧加賀料理と酒 金澤もんよう』に変更しましたので、何か“新・加賀料理”的なものをと考えました。

中にワサビがすりこんであるのがミソです。なかなかご好評いただきました。

じぶ煮春巻き

最後に出てきたお酒は『冷美酒』。
この日お手伝いしてくれた営業の方がネーミングしたんだそうです。

冷美酒と書いて「クールビシュ」と読みます。
はい、クールビズのもじりですねw。

ダジャレなわりには密度の濃いどっしりしたお酒で、生貯蔵酒特有のまったり感が素晴らしい、とても美味しいお酒です。

日本酒度が18.5度あるので、今回は氷を入れて提供してくれましたが、これが大好評。

クールビシュ

あんまりおいしそうなのでしんぼうたまらず せっかくの機会に勉強しないわけにはいかないのでアシスタントのゆうさん共々御相伴にあずかりました。

ゆうさん

会は1時に始まり、3時に終わったのですがその後2時間ほど誰も帰らず、2日目に出す加越酒造さんのお酒もみんな出して、ぼくらスタッフも混じって、心行くまで飲みました。

数馬酒造さんも丁寧にお客さんと接してくださって、予想を越えて素晴らしい日本酒会1日目になりました。

クールビシュ売れるといいですね。
うちも数馬酒造さんのお酒をたくさん飲んでいただけるようがんばります。
ご協力ほんとにありがとうございました!!!

またなにかありましたらよろしくお願いいたします。

日本酒会のお客さんを全て送り出したあと、6時ごろから普通の夜のお客さんで満席となり少々お酒の入っていたぼくらスタッフはちょっとしんどい思いをしましたが、もちろん感謝の気持ちでいっぱいでした。
 
***
 
日本酒会・2日目

1日目は百万石行列、2日目はディズニーの行列があって店の前のせせらぎ通りはすごい人。
ちょうどお昼時でそこらじゅうの飲食店にももれなく行列がついたそうなのでうちも普通にランチやってればすごいことになったかもしれないけど、そんなことより日本酒会だ。

そしてこの日はまさしく金澤もんよう開店記念日なのだった。

渋滞

そんなよき日に手伝ってくださったのは小松の酒蔵、『加賀ノ月』シリーズでおなじみの加越酒造さんです。

カバン

そして2日目も開店以来の常連の中西さんに祝辞と乾杯をしていただき、賑やかにスタート。

乾杯

加越酒造さんからはなんと2人(いつもは酒蔵で麹を蒸したり樽の中をかき回したりしているんだそうです)も来てくださって、息の合った連係プレーできめ細かなサービスをしてくれました。

2人組

用意したお酒はこの日も6種類。

北陸三県の国税局品評会で優等賞に輝いたその名も『優等賞受賞大吟醸原酒』、『酒峰加越・朱の吟』、ノーベル賞授賞式やその後のレセプション用に選ばれた『加賀ノ月・満月(純米吟醸)』、袋絞り生の『加賀ノ月・月光』、4年熟成古酒『加賀ノ月・琥珀月(山廃吟醸)』、そして『加賀吟醸・淡麗大吟醸』。

加賀ノ月の酒

琥珀月は枡酒でどうか、ということでコップは使わずそのまま飲んでいただいていました。
4年熟成のまろやかな古酒にスキッとした木の香がついてなんともおつだそうです!

枡酒

もうひとつおまけに、まだ発売前のおもしろいお酒をご馳走してくれました。

なんでも兼六園の桜の花を培養して作った酵母を使って作ったお酒だそうです。
僕は料理しながら飛び飛びに聞いていたのでちょっと違うかもしれませんが、まあそういったもので今秋発売だそうですのでお楽しみに。

桜の花の香りがするかな~とみなさん神妙なおももちでテイスティングしています。

テイスティング

2日とも料理は同じで、〆のごはんはカレー素麺。

このカレーには肉や魚の動物性のものはいっさい入っていなくて、植物だけ。

そのせいかスパイスが極めてシャープに効いています。
トッピングしたのは干し椎茸を戻して塩茹でして素揚げしたもの。
これもとても好評でした。

カレー素麺

さらにそのあとこの日のメインイベントが飛び出しました。

酒造りの歌です。

歌

昔時計なんかなかった頃に、米を蒸したり麹をかきまわしたりする時間を計るのにこの歌をうたったんだそうです。

去年よりちょっと長く蒸そうと思ったら2番までとか3番まで歌うというように。

蔵人は歌がちゃんと歌えるようになるまでは給料が満額もらえなかった、なんてこともあったそうです。

拍手

大拍手につつまれて、実に幸せなムードで日本酒会は無事終わりました。

お客さんには3周年を祝っていただき(お土産などくれた方、ありがとうございます!!!)、こちらも感謝を形で表せて(資金はお客さんに出していただきましたがw)、ほんとに素晴らしい2日間でした。
ご参加、ご協力いただいたみなさんありがとうございました。

今後もよりよい飲食の場と満足を提供できるよう頑張る所存でございます。

またご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

さて、2日目の加越酒造さんから、中秋の名月のころにお月見日本酒会をやらないかと提案がありました。

満月酒会画像ブログ


こまかいことはまだ決まっていませんが、日は9月の17日です。
参加してくれる方はスケジュールを空けておいて下さい。

というわけで、今しばらく3周年記念生中300円大放出感謝祭やってます。

脱力ビール

ぜひ一杯やりに来てください。

夜

お待ちしております。

 
 
 

GW頃の料理

ま、春巻きですね。
なんというか今やはり春巻きでしょう。

harumaki1

サクッとカリッと歯に当たり、気持ちよくぐんにゃりする揚げ春巻き。
何を巻いたらおいしいか、手当たり次第にテストテスト。

生き残ったのは・・・

1、生麩の春巻き。

harumaki3

生麩は加賀料理の代表的な素材だし、もっちりおいしいし大成功。
 

2、ホタルイカクリーム春巻き。

harumaki2

これはカニクリームコロッケみたいな感じでホタルイカクリーム春巻き。
変においしいと評判です。

3は梅しそチーズ春巻き。
サンプル画像がないのは予想通りの美味しさだから。

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あるとき行ったお店で見なれないメニューを見つけた。

“~のオープンオムレツ”

オープンオムレツってなに?
百聞は一見にしかず。頼んでみると出てきましたオープンオムレツ。
これはいけるぞしめしめw。

というわけでさっそく

1、シラスのオープンオムレツ。

open2

そして

2、スパイシーオープンオムレツ・ミート。

open1

いい感じのおつまみです。

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うちは何屋だ?

相変わらず絶好調、タコのアヒージョ。

takoaghi

いや、うちは新旧加賀料理の店だ!

フカシと蛤のおすまし。

suimono

フカシってご存知?
食感はカマボコとハンペンの間、紅白の魚肉練り製品で金沢のローカルフードです。

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ヒラマサのカマ(頭付き)の塩焼き。

hiramasa

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ツナピコってあるじゃん、あれっぽくしてみたくてマグロとクルミの佃煮。

magurokurumi

定番、揚げた魚と野菜のあんかけ。

ankake

さて料理は出揃った。

飲み物はどうする。

nama

暑くなってきたので生ビールはいかがですか?

当店はたっぷり大きめのタンブラーで1杯500円!

ご来店おまちしております。

 
 

 

2016春の料理

ずいぶんと暖かくなってきました。
ゴールデンウイークも近づいて春から初夏へと変わる頃。

まずは竹の子、行ってみましょう。

takenoko

今年もタケノコまつり開催してます。

タケノコと時を同じくして山菜も真っ盛り。

山菜の天ぷらです。

sansaiten

カキのシーズンは終わったかと思いきや、まだまだ市場に出ています。
今頃になって思いついた牡蠣の春巻きがうますぎるので能登牡蠣を仕入れ続けています。

harumaki

これは美味いカキの春巻き是非お試し下さい。
1個300円、3個800円、4個目から1個200円で何個でも。

 

伝統的な加賀料理【鯛の唐蒸し】。

karamushi

なぜかヤリイカのユッケ風。

yukke

別にコリアン祭りというわけではないけれど、牛センマイの酢味噌あえ。

senmai

そうだ、祭りといえばホタルイカまつりはまだ続く。

hotaru

新メニュー【金沢チャーハン】はまだ開発中。

friedrice

シーフードの炊き込みご飯をチャーハンにして金時草のあんをかけ金箔をトッピング、という基本コンセプトは確定してるんだけど。
もうしばらくお待ち下さい。

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今度の6月5日で金澤もんようは3周年を迎えます。

これを記念して日本酒会を開催いたします。

sake

6月4日、5日は2軒の酒造メーカーさんにご協力いただき日本酒会を開催いたします。

★参加ご希望の方は必ずメッセージかお電話下さい。

4日土曜日の午後1時からは『竹葉』ブランドでおなじみの数馬酒造さんを能登からお呼びして、それぞれの銘柄の特徴やお酒の作り方などを説明していただきます。

5日の日曜も午後1時より、今度は『加賀の月』シリーズの加越酒造さんから現場の方に来ていただき、いろいろお話をしていただきます。

両日ともそれぞれのお酒数種飲み放題と、それに合うもんようの特製料理を数品お出しして会費は5500円です。

お祝いがてらどうぞ美味しい日本酒と初夏の料理を楽しみにお越し下さい。

両日とも定員15名、5月1日より電話予約を承ります。ご連絡お待ちしております。

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ところで2年前に割烹勝一を閉店したあと家でごろごろしていた両親が金沢駅西でおでん屋をオープンさせました。

katsuichi

金沢おでんと一品料理の店でその名もずばり『勝一』です。

tennai

おでんの他に、

oden

割烹レベルの美味しいサイドメニューがたくさんあります。

sashimi

ぜひお気軽にお立ち寄り下さい。

【金沢おでんと一品料理『勝一』】Facebookは→こちら

金沢市広岡1-4-11 電話076-223-1566
17:00~23:00(L.O.22:30) 日曜定休

 
 
 
 
 

春はまだか?

春といえばホタルイカ、今年も元気に泳がしてみましょう!

ホタルイカ

 
シメのチャーハンもにもホタルイカ。

チャーハン

なかなかに好評いただいております。

 
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石川県はアイスの消費量日本一だそうで、冬でもアイスは欠かせません。

アイス

今回は国産オレンジ、白ワインで戻した台湾土産のドライマンゴー、ミックスベリーにチョコチップで作りました。

アイスねた

 

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まだ春ではないので鱈の白子も健在。
最近はパルメザンチーズの衣でポワレにしています。

チーズポワレ

白子の親の鱈の頭は塩焼きに。

鱈焼き

 
 
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最近個人的に焼き餃子よりシュウマイが好き。

なにかうちらしいシュウマイを作ってみたくなり、

シューマイ

お魚のシュウマイ。
 
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春といえばパクチー・・・かな?

パクチー

刺激的な香り爆発、パクチーとグレープフルーツのサラダ、しかもエスニックドレッシング!
 
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ある日、さんざん飲んで食べて、もうだめ何もお腹に入らんと帰宅して、何気にポップコーンの袋を開けたらあれよあれよという間に空になりました。

そう、ポップコーンはお腹いっぱいでも食べれる魔法の食べ物だったのです!

ポップひびき

これがあれば、もんようで1次会をしたお客さんが、わざわざ二次会へハシゴしなくてもそのままもんようで2次会へ突入できるのではないか!?

というわけで自家製ポップコーンの始まりです。

ポップ鍋

シンプルな塩コショウ味、ディズニーランドみたいなキャラメル味、ちょっと変わったカレー味に、

中華

醤油と粉山椒の中華味!
なんでもござれ。

お腹いっぱい、でも飲み足りない、なんて時にぜひお試し下さい。

ポップコーン

奇しくもこんど香林坊109に、東京の人気のポップコーン専門店がオープンするというニュースが新聞に出てました。
『ヒルバレー』というお店だそうです。ご存知でしたか?
 

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なんとなく半年以上もワインの入れ替えをせずに過ごしてしまいました。

ワイン

春を前に総点検中です。
ボトルもグラスも半分以上入れ替える予定です。乞うご期待!

もう雪も寒いのもこりごりです。

 
 
 
 

2016年、1~2月のことなど

今度の6月で金澤もんよう創立3周年を迎えるにあたってお店のあれこれを微調整しようと思っています。

まず手始めに『和・小皿料理と酒』というサブタイトルを変更。

新旧縦web

もんよう開店当初は“タパス”という単語や形態が流行っていたので、それを和風に置き換え“和・小皿料理”としましたが、どうにも僕は大きな皿に盛り付けるのが好きなようで、いまや小皿料理なんかちょびっとしかありません。

また、お客さんは地元の方と観光さんがおよそ半々ぐらいということがわかったので、そのどちらにもアピールするサブタイトル、『新旧加賀料理』というのが候補に上がっています。
どんなもんでしょうねぇ?何かいいアイデアを思いついた方はご連絡下さい。

というわけでまずは新加賀料理第一弾、『加賀蓮根とエビのミルフィーユサラダ』。

renkon

生麩も重ねて加賀料理らしさをアピールしています。

 

そして『鴨の治部煮・カレー味』。

jibukaree

言わずと知れた加賀料理の代表作、鴨の治部煮を素材そのままカレー味に。
和風だしとカレー風味が絶妙にマッチするのはカレーうどんが好きな方なら先刻ご承知のこととと思いますが、予想以上においしく仕上がっていますのでぜひお試し下さい。

 

新・加賀料理というほどではありませんが、加賀蓮根を使ったグラタンもあります。

guratan

加賀蓮根はシャキシャキしていないのが特徴ですのでモサモサとお召し上がりください。

 

さてでは旧・加賀料理とは何か、といいますと伝統的にこのあたりで食べられている昔ながらの料理のことで、鱈の子付けなどは冬の名物でございますね。

koduke

鱈の身に鱈の子のほぐして炒りつけたものをまぶして食べるお刺身で、なかなかにおつなもんです。
 

鱈の身はお刺身に、では頭やアラは?

tarakamaage

はい、釜揚げポン酢でいかがでしょう?
釜揚げポン酢は昨年暮れぐらいからもんようの名物ジャンルとなっております。

茹でたお湯ごと熱々でお出しする料理です。

shirakokamaage

白子や牡蠣の旨み、甘みをダイレクトに味わえる料理ですね。
もちろんポン酢は自家製です。

 

新しい器を仕入れたので使いまくっています。
ほらどうみても小皿料理じゃないんですよ。

写真は白子酢とナマコ酢。

shirakonamako

ナマコといえばコノワタ。
コノワタはナマコのハラワタです。

konowatajiru

コノワタをお吸い物にしてみました。
なんというか、これはまさに珍汁ですね。

 

あんかけという調理形態がとても好きなので(鍋洗うのは面倒なんですが・・・)、何かしらあんかけ仕事を。

ankake

というわけで揚げた野菜の甘酢あんかけ。
美味しいですよ。

 

生野菜はサラダで。

namahamusalad

生ハムとゴルゴンゾーラチーズのサラダ。
これはワインがすすみますね。
 

そうだ、加賀料理の素材と言えばノドグロを忘れるわけにはいきません。

nodoguro1

よそにノドグロ丼の専門店もオープンして大人気だそうですが、それなんかまさに新加賀料理ですね。

nodoguro2

塩焼きばかりでは芸がないのでうちでもやろうかなw。

 

まあそんな新旧加賀料理やその他の料理によくあうお酒、微発砲の新酒はいかがでしょう?

awa

これは能登の『竹葉』というブランドのお酒で、“活性にごり酒”ですって。
瓶の中で二次醗酵してるそうですが、ちょっとシュワっとかピリっとかいたします。

 
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もんよう店主作のチンアナゴオブジェに九谷、吉田屋風のデザインが登場しています。

kutani

これはなかなかに好評で、売れ行きもいいです。
1本500円で販売しております。

orechin

製作中に折れたチンアナゴもせっかくなのでいっしょに焼いてみました。
こんなもんでも数があるとそれなり意味ありげに見えるもんで、いままで庭に撒いて土に還していたのでもったいなかったなぁ。
 
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2月の始めに地元のテレビにでました。

tv

金沢のサワを澤の字にするのは何でだ?という謎に迫るドキュメンタリーです。
うちの場合は「まだ出来て日の浅い店ですが、金沢の長い伝統を背負った和食を作ってるぞ、というアピールです」というようなことをしゃべりました。

 

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えー、まあそのー、あんまり言いたくないですがこないだ50歳になっちゃいました。

masuzushi

もう年寄りだよ~じいさんだ~~~。
 

 
 
 

15-16、年末年始

まずは明けましておめでとうございます。
おかげさまで金澤もんようも今年で3年目を迎えました。
気持ちも新たにひたむきに美味しいものを作っていく所存でございます。
またよろしくお願いいたします。

さてもう去年になりましたが2015年の年末はとにかくコウバコ蟹でした。

IMG_8745.jpgかに山

何度こんなに山のようにコウバコを茹でたことでしょう。
近江町市場でなじみの魚屋さんに「もんようさ~ん、コウバコひと箱手伝ってもらえませんか~?」などと頼まれるとついなんとかしましょうなんて引き受けてしまうもんだから後がたいへん。

酢

解禁して2ヶ月、ただの酢の物じゃどこかでもう食べたお客さんばかりでなかなか売れません。

まずは「サラダにもできますよ」、と売り込んでみましたが、

サラダ

ほとんど出ませんでした。

じゃあグラタンでは?

グラタン

これはまあまあでました。

しかしなんと言っても今みなさんの心を惹き付けるのは、

アヒージョ

アヒージョです!

これは評価も高くずいぶん出ました。
もしコウバコのアヒージョを思いつかなかったら売れ残っていたでしょう。

いずれにしましても、この年末年始にコウバコ蟹を食べてくれたお客さんには特別に感謝いたします!!

そろそろ禁猟ですね。

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お正月期間中はお刺身は全て昆布締めでした。

IMG_8830.jpg昆布締め

鱈、ヒラメ、カマスなどの昆布締め3種盛りは、金沢の新鮮な魚を楽しみに来られた県外のお客さんには残念だったかもしれませんが、これはこれでお正月らしいということでひとつよろしくご勘弁のほどを。

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カレイのから揚げは最初のうちは2枚付けにしていたのですが、しまいには底つきそうになったので値段を下げて1枚付けにしました。

IMG_8786.jpgカレイ

とにかく市場ってやつ、年末は魚少ないわ、年始は5日までやらないわで仕入れも在庫管理もめちゃくちゃ大変なのです。

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市場関係無しのすごいやつ、【お好み焼き】はいかがですか?

おこのみ

ビールやハイボールに抜群に合い、ボリュームもあり満足度の高い一品です。
「え~?お好み焼き~?なんで~?」と不審に思うかもしれませんが、まあだまされたとおもって一度食べてみてみてください。
かなりいいですよ~!

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お正月明けは七草粥なんて粋なもんがありますが、もんようの雑炊もなかなかのものですよ。

雑炊

写真の【鳥と玉子の雑炊】の他に、野菜雑炊、魚雑炊ができます。
どうぞ〆におひとつ。

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「もんようさん、白子始末してもらえませんか~」と市場の魚屋さんに言われてしまって、
さばき切れなかった白子でまかないアヒージョ。

IMG_8700.jpg白子

ちょっと贅沢な晩御飯、たまにはいいでしょう(笑)。

ではほんとまじで今年もよろしくお願いいたします!!!!

 
 

 
 

11月、12月のあれこれまとめ

11月6日に蟹解禁です。
当店では石川県産のズワイガニのメス、香箱(コウバコ)蟹を販売しています。
食べやすく盛り付けてありますよ~。

koubako

わりと知られていませんが、同じ日にナマコ漁も解禁です。

namakosu

コリコリの能登のナマコも召し上がれ。

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最近『釜あげポン酢』というジャンルを作りました。
これは丸亀製麺の釜あげうどんからの発想ですがw、茹で湯と供に熱々を提供できるのが冬にぴったりだと思うんです。

sirakokamaage

しかもこの手法だと、素材の旨み、甘みが増大して味わえます。

kakikamaage

白子の釜あげポン酢、能登牡蠣の釜あげポン酢に加えて、

kamaageyasai

野菜の釜あげポン酢もございます。
冬の野菜の甘みをご堪能いただけます。

***

野菜といえば、アボカドを何かにできないかといろいろ試作した結果、

abokado

『アボカドのネギ味噌焼き』という料理をリリースしましたが、これは短命に終わりました。
アボカドの選定や保存がなかなかに難しく、ちょっとめんどうになってしまいました。

同じような料理に『白子のグリル』がございます。

shirakoguriru

タラの白子をノンオイルで焼き上げ、自家製柚子胡椒で召し上がっていただきます。
見た目も味も食感もたこ焼きみたいですがおいしいです。

たこ焼きと言えばお好み焼き。

okonomiyaki

最近『お好み焼きのようなもの』をメニューに載せています。
これはほとんどお好み焼きと言ってもいいとは思いますが、お好み焼き一本で勝負しているお店、お好み焼き職人のみなさんに敬意をこめて『のようなもの』としております。

***

今なんと言っても安価に安定供給されているのがカマス。

これは使わない手はないでしょう。

kamasupoware

カマスのポワレはおいしくてボリュームもあり、ご満足いただけるはずです。

kamasuishiru

カマスのイシル(能登の魚醤)焼きも豪華2本付け!
こちらはランチタイムのみの提供です。

ランチタイム限定と言えば、

butasaikyoudon

『ブタロースの西京焼き丼』。
ブタロースの西京焼きをただご飯に乗せただけという安直な発想ですが、これがなかなかに美味い。
丼物の豪快さは脳にいい刺激を与えますね。

***
グラタンも脳を直撃します。

karechikiguratan

『カレーチキングラタン』はピリッと辛くてハイボールにとても合うんじゃないですか?

megajocki

ハイボールブームはまだ続いています。
当店の普通のグラス(500円)の倍入って800円というお得なメガジョッキを導入いたしました!

twinalps

さらにあまり知られていない国産メーカーのウイスキーもラインナップに加わっています。
この時期にどうぞゴクゴク飲んでください。

***

ワインも忘れてはいけません。

最近ワインに超合うおつまみを考案しました。

トマトペースト

トマトペーストです。

トマトピューレを煮詰めたもので、これがワインに合うんだわ。
日本酒にはへしこ、ワインにはトマトペースト、お腹ふくれたけど飲み足りないって時のベストアイテムです。

パンおかわり

ちなみにこのトマトぺーストやアヒージョ各種、鶏の酒かすトマトシチューなどのパンのおかわり承っております。
お気軽にお申し付け下さい。

***

当店はお酒を飲めない、飲まない方ももちろん歓迎しております。

ノンアル

そんな方用にあまり甘くないノンアルスパークリングワイン、ノンアルグレープフルーツチューハイ、

甘酒

とっても甘い米麹甘酒などを導入いたしました。
たくさん飲んでってください。

さて忘年会、いかがですか?
年内24日以外全て営業しております。

ご予約おまちしております!

 
 
 

2015金沢マラソン

もともとは30代になった頃、腰痛克服のために始めたランニング。
これまで10年以上にわたり最長10キロの金沢マラソンンに出場してきたが、今回金沢マラソンがフル(42.195キロ)になるということでエントリー、抽選の結果当選して出走権を得た。

9月、10月はそれぞれ100キロ以上走りこんで大会にのぞんだ。

練習の時も常に朝飯無しの空腹で走ってきたが、何気なく見たこの大会で走る友達のフェイスブックに、尋常でない量の朝ごはんの画像が出てて、やっぱこれくらい食べないとフルマラソンはムリなのか?と心配になり、つい大好きなみかんゼリーを1個食べてしまった。

出走申込書の予想完走タイムに6時間半と正直に書いたら、最後尾ブロックからのスタートになった。
号砲が鳴ってからスタートラインまで20分かかるとの予想にすっかり慌てている。

想像を超える土砂降りの中、30分も開会式をモニターで聞き冷え切った身体で、9時スタート、実際スタートラインを超えるのに12分かかり、それだけでも最初の足きり関門の通過が微妙だ。

1

しかも例のみかんゼリーが効いて、とにかくトイレ!

最初のトイレが裁判所の前にあり、おそらく同じように雨の開会式で冷え切ったランナーが長蛇の列。
何分ロスしたかわからないが、てきぱきと誘導されてトイレは無事終了。

しかしそもそも最後尾スタートだったので、後ろを見るとランナーは5、6人しかいない。

足きりがほんとに心配で、ペース配分もくそもなく全力で走る。

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ほどなく集団に追いつき、完走タイム6時間のペースメーカーも追い越しひと安心。
片町を過ぎ、寺町を通過し、

aa

山側環状道路を走る。

気分は上々だ。

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このあたりでまた雨が激しくなってきた。
当初着ていたカッパは沿道のボランティアスタッフに渡してしまっていた。
寒いし冷たい。

コンビニで買ってるランナーもいたが、そういや僕はiPhoneしか持っていないので買うわけにもいかない。

ちなみにウエストポーチにはiPhoneの他にドーピング用のロキソニン3錠が入っていたのだがいつのまにか紛失していた。

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ハーフまではまったく快調で、どこにもこれといった痛みもなく、寒い以外はただ楽しいだけだった。

5

問題はこのあたりから始まった。

6

練習の時も20キロを越えると脚が痛かった。
ついにあの痛みが始まったのだ。

尻から足先までまんべんなくどこもかしこも激しく痛い、あれが始まったのだ。

7

効くかどうかはわからないが、お守りのように持っていたはずのロキソニンはなくなっていた。

ただ痛みに耐えるしかない。
みんな痛そうだ。
ぼくだけじゃない、みんな痛いんだ。
でもみんなの痛みは特に問題は無い。

問題は僕の脚の痛みだ。痛いのだ。痛い痛い痛い。

みんなけっこう歩いているが、僕は走るぞ。
完走とは全ての道のりを“走り切る”事なのだ!当然だろ!!

8

とか言いつつ、30キロ地点で励ましてくれるボランティアスタッフの前は、どーもどーもなんてつぶやきながら歩いて通過していました、どーもすいません。

だって脚が痛いんだもん!!

ねえ、ほんと脚が痛いんだ。

ガクガク、ビリビリ、ジンジン、ヒリヒリもうありとあらゆる感覚でめっちゃくちゃ痛いんだよぉ。

9

すでに足きりの関門へは30分ほどのアドバンテージができていたので金沢カレーを堪能する。

「おかわりいかがですかー?」の掛け声ににっこりわらってお応えする余裕までぶちかまし、カレー2杯食べる。

そういや他にあちこちでバナナを2回食べた。

よく、エネルギー切れで身体が動かなくなるという話を聞くが、ぼくのように普段からたくさんの栄養を蓄えてる人は心配無用だ。

むしろ寒い朝に慣れないゼリーなどもってのほかである。
あのゼリーさえなければ最初のトイレは行かなくてすみ、無駄なダッシュで脚を酷使することもなかったろうに。

痛恨のゼリー事件として記憶されたし。

10

あぁ35キロ。
まだ10キロもある。
脚が痛くて走れない。歩きたくないが、走れない。

bb

武蔵のあたりでぶっちぎってやった6時間のペースランナーに追い越される。

このあたりからまた走る気になって痛い足をひきずりながら走る。

あー、男だね。痛いけど走る。これはもはや誰とでもない、まぎれもなくおのれとの戦いだ。

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あと3キロ。
最初の頃の3キロなんてあっという間のへの河童だが、もうここへ来ての3キロは地獄だ。
走ってるようでまるで進んでいないのでこの苦痛は永遠といっていいほど続くのだ。

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あと1キロ。

あと1キロは長いようで短かったかも。

なんかちょっと嬉しさがこみ上げてきた。

13

ほらみろ、おれは晴れ男。
これまで数々のイベントで奇跡の太陽を演出してきた。

輝かしい祝福の陽光を浴びて、

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フィニッシュ!

15

はい、フルマラソン完走しました。

全然楽勝でした(棒)。

そのあとは楽しい仲間と打ち上げ。

16

来年もエントリーしよう。

17

脚なんか痛くたって治る。

来年は全部走ってやろう。

18

いろいろな場面で応援し、励まし、協力してくれた全ての人へ、感謝の「ありうがとう」を捧げます。
僕の“完走”はみなさんと供にあります。
 

 

ということは当然途中ちょっと歩いた分の責任もみなさんにはあります(笑)。

 
 
 

 

10月の料理などまとめ

10月から【カキまつり】始まっています。
風味豊かな能登牡蠣を使ったカキ料理の数々。

kakiguratan

カキグラタンの他、カキの天ぷら、カキのソテー、カキの松前焼き、カキのアヒージョ、カキのトマトおじやなどがあります。
どれも自信を持っておすすめしています。

 
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同時に【白子まつり】も開催中。

shirakoguratan

白子グラタン、

shirakoten

白子の天ぷら、

shirakopoware

白子のポワレ、

shirakoankake

蒸した白子のあんかけなどがございます。

あ、ちなみに白子のアヒージョは絶品です!

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アヒージョは絶品などとあおってはいますが当店、基本は和食の店です。

taiaradaki

鯛のあら炊きはいつもあるわけではないですが、そして自分で言うのもなんですが、これはうまい。

もし黒板に【鯛のあら炊き 700円】などと書いてあったら迷うことなくご注文下さい。

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魚の煮物といえば、これは短命に終わりましたが

burinokakuni

【ブリの角煮】というのもありました。
ブタの角煮のパロディーですが、とても美味しかったので近々復活もアリですね。
冬の定番【ブリ大根】の代わりにブリの角煮でもいいかな~というぐらいの美味しさでした。

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和食の定番、【鰆の西京焼き】。

sawara

味噌と魚のマリアージュ。
いまさらなにをかいわんやのド定番ですな。

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家庭料理のド定番、【キンピラごぼう】。

kinpira

お母さんが作るのとどっちが美味いか勝負だ!!

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やっぱ秋冬は煮物ですね~。

これはランチタイムのみの限定メニュー【鴨治部丼】。

kamojibudon

観光客のみならず、地元の方からも多数ご注文いただきます。

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そしてこれは最新作【にゅるにゅるにゅうめん】。

nyurunyuru

にゅるにゅるにゅうめんというネーミングありきで始まった料理です。
約半日に及ぶ調査、研究、試作の結果、熱々で意外にコクがあり〆の満足感あふれる一品となりました。

寒風ふきすさぶ夜の帰り道に出る前に、ぜひこの一杯でじゅうぶん温まってからお帰り下さい。

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店内の装飾に手編みのシーラカンスを導入いたしました。

sirakansu

とても素晴らしい作品です。
ぜひご鑑賞下さい。

さらに、わたし(もんよう店主)が作ったアザラシの焼き物も仲間入りしています。

azarashi

ろくなもんじゃないですが、どこにあるか探してみてください。

店内全域にくまなく楽しさが充満する居酒屋、金澤もんようです。